一度家計を見直してみましょう レッスンB

レッスンB:1年の支出をつかもう

1年間の支出を出すのはむずかしいですが、1年間の収入は夫がサラリーマンの方であれば、源泉徴収票から計算して出すことができます。年収=手取り収入ではありません。年収から所得税と住民税の税金、年金保険料や健康保険料などの社会保険料を引いた残りが手取り収入になります。

まず、去年の源泉徴収票と最近の給与明細を用意します。源泉徴収票から、〔支払い金額〕と〔源泉徴収税額〕、〔社会保険料等の金額〕の数字を拾います。〔支払い金額〕から〔源泉徴収税額〕と〔社会保険料等の金額〕を引きます。住民税は給与明細の〔住民税の金額〕を拾 い出し12倍してから、上の金額から引きます。これが手取り収入で、1年間の収入になります。

次に1年間の支出です。レッスンAで、1ヶ月の支出の合計が出ていますので、それを12倍すると1年分の支出になります。それ以外にボーナスでの支出や毎月の家計費以外のエキストラの支出がありますので、それを書き出して整理していきます。これもきちんと整理しようと思うと嫌になってしまいますので、わかる範囲で大まかにつかんでいくといいでしょう。

1年間の手取り収入と支出総額がわかったところで、年間ベースで家計をチェックしてみましょう。1年間の支出総額と貯蓄総額の合計が手取り収入と一致するのが理想ですが、初めてこの作業をする場合は合わないのがほとんどです。合わない理由の多くは、何に使ったかわからない支出(使途不明金)があること。何に使ったかわからない支出というのは、意外に使わなくてもすんだお金かもしれません。年間ベースでの見直しのポイントはこの使途不明金を減らすことです。今回は初めてなので、使途不明金があっても気にせず、来年からなくそうと気持ちを切り替えましょう。

この作業をすることにより、1年間のお金の流れ全体を見ることができるようになります。年間ベースで使いすぎの支出、無駄な支出が見えてくるでしょう。又、手取り収入と支出総額、貯蓄総額が把握できると、今後の家計を予想しやすくなります。問題点が見えてきた場合は、ここで解決しておくと将来の家計の危機を回避することができます。

使途不明金を減らすためには?

  • 予備袋を作り、予想外の出費に備え現金10万円くらいを入れておく。
    出費があった時はそこから出し、後でお金を補填する。

▲生活クラブFPの会 佐藤 里子

ページトップへ