もしも入院したら②公的医療保険の対象にならない治療

公的医療保険の対象にならない治療〜先進医療~

 日本は国民皆保険制度(健康保険)があるので、病院へは保険証を持って行きます。この保険証があれば、一部の費用負担で標準的な治療である「保険診療」が受けられます。この保険診療以外に「評価療養」と「選定療養」と呼ばれる治療があります。これらは健康保険の対象外なので、費用は全額自己負担です。そのため治療内容や費用について医療機関から説明を受け、十分に納得した上で同意書に署名するのが前提になります。

・評価療養:公的医療保険の対象にするかどうかを評価する段階にある治療や手術など。
 ※例:先進医療など
・選定療養:患者の選択の幅をひろげる。(追加費用を負担)
 ※例:特別療養環境(差額ベッド)、歯科の金合金、多焦点眼内レンズなど

 評価療養の中で代表的なのが「先進医療」です。これは、現在保険診療にするかどうか評価中で、結果によっては保険診療や選定療養になり先進医療から外れます。2020年4月1日現在は81種類で、随時変化します。直近では、一番治療件数が多かった白内障治療の「多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術」が、2020年3月末に先進医療から外れ「選定療養」になりました。
 先進医療は全額自己負担なので、高額な医療費に備えて民間の保険で「先進医療特約」を付けている人も多いのではないでしょうか。しかしその対象になる医療が変化することも知っておくと良いでしょう。

NPO法人Wco.FPの会 藤井 智子

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