コープ共済は、1984年に誕生した全国の生協組合員のたすけあい制度です。
家計に負担の少ない手頃な掛金で、入院や手術だけでなく、日常生活の中で必要な保障が盛り込まれています。これまでの歴史の中で、少しずつ制度改定を重ねて現在の保障内容になっていますが、今年2021年9月から子ども向けの「《たすけあい》ジュニアコース」の制度改定で、保障期間が満20歳までだったのが、満30歳までとなり10年延長されることになりました。
《たすけあい》ジュニアコース制度改定の詳細:ここをクリック
生命保険は、基本的にリスクに応じた保険料を支払います。ですから入院や死亡のリスクが低い若者は安く、年齢が上がれば保険料も高くなります。また保障期間が長くなれば、保険料も高くなります。それに対して、共済はたすけあいが原則ですから、年齢性別にかかわらず同一掛金が原則です。今回も掛金や保障内容が変わらずに、保障期間が10年延長されます。
ただし、コープ共済は、生協の組合員とその家族(同一生計)のための共済制度ですので、社会人になり親と別居したり、結婚して親と別生計になった際は、子ども自身が生協の組合員になるなどの手続きが必要になります。しかしそういう条件があるとはいえ、今回の改定は、加入者にとって大きなメリットがあります。
コープ共済は、全国の生協の組合員どうしのたすけあい制度です。「こんな共済があったらいいな」とみんなで意見を出し、加入者が増えて保障内容がよくなりました。これからも時代の変化の中で、みんなの力で少しずつより良い制度へと進化することを期待したいと思います。
以上
NPO法人Wco.FPの会 藤井 智子
【お知らせ】NPO法人Wco.FPの会によるWEBサイトコラムにつきまして、今回が最終稿となります。これまでお読みいただきありがとうございました。
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