フェムテックとは?注目されている理由から商品・サービス具体例まで

近年の日本では「フェムテック」が注目を集めています。フェムテックという言葉は聞いた覚えがあっても、意味を詳しく知らない方は多いのではないでしょうか。

月経や更年期など女性特有の健康問題で悩む方にとって、フェムテックは大きな助けとなります。フェムテックを詳しく知ることで、女性が働く上で抱えやすい悩みも解決に近づくでしょう。

当記事ではフェムテックの概要から、フェムテックが注目を集めている理由と商品・サービスの具体例までを徹底解説します。

目次

1. フェムテックとは?

2. フェムテックが注目されている3つの理由

2-1. ジェンダー平等意識が向上しているため

2-2. 女性の社会進出・活躍が推進されているため

2-3. 女性特有の健康問題による労働損失が大きいため

3. フェムテックに取り組む企業の商品・サービス例

3-1. デリケートゾーンケアアイテム

3-2. サニタリーアイテム

3-3. オンラインピル診療サービス

3-4. 妊活サポートサービス

3-5. 女性専用の企業内健康相談窓口

まとめ

1. フェムテックとは?

フェムテックとは、女性特有の健康問題をテクノロジーで解決する商品・サービスのことです。欧米から広まった概念であり、英語表記のFemtechは「Female(女性)」と「Technology(技術)」をかけ合わせた造語となっています。

女性は身体的な成長やライフイベントにより、生活を送る上でさまざまな体の悩みを抱える方が少なくありません。フェムテックは女性の抱える体の悩みをテクノロジーで解決し、女性がより生き生きと活躍できるようにサポートしてくれます。

フェムテックが解決する「女性特有の健康問題」とは、主に下記の6ジャンルです。

女性が悩みを抱える広い領域において、さまざまな役立つフェムテックが登場しています。

2. フェムテックが注目されている3つの理由

近年の日本においてもフェムテックは注目されており、フェムテックの開発・提供に取り組む国内企業は増えています。

それでは、なぜ現在フェムテックが注目されるようになり、関心を持つ国内企業も増えたのでしょうか。ここからは、フェムテックが注目されている3つの理由を詳しく紹介します。

2-1. ジェンダー平等意識が向上しているため

1つ目の理由が社会的性差、つまりジェンダーによる差別や不平等をなくそうとする「ジェンダー平等意識」が向上しているためです。

日本は男女の賃金格差や家事分担の不平等が大きい傾向にあり、社会的な問題となっています。このようなジェンダーによる差別や不平等の解決に役立つものとして「フェムテック」が注目を集めました。

ジェンダー平等の実現は持続可能な開発目標(SDGs)の目標の一つにも掲げられており、世界的な流れと言えます。

2-2. 女性の社会進出・活躍が推進されているため

2つ目の理由は女性の社会進出・活躍が推進されているためです。日本では2016年4月に施行された女性活躍推進法が2022年4月に改正され、女性活躍推進に取り組むべき企業の適用範囲が拡大されました。

女性の社会進出・活躍を推進するためには、月経・妊娠や女性特有疾患などの健康問題にも取り組むことが不可欠です。フェムテックは女性特有の健康問題を解決する商品・サービスであるため、女性の社会進出・活躍を推進する上で心強いサポート役となってくれます。

2-3. 女性特有の健康問題による労働損失が大きいため

最後の理由が、女性特有の健康問題による労働損失が大きいためです。一例として、女性特有の月経随伴症状による労働損失は4,911億円にもなると試算されています。

(出典:経済産業省「健康経営における女性の健康の取り組みについて」/https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/downloadfiles/josei-kenkou.pdf

月経・女性特有疾患・更年期障害といった女性特有の健康問題は、働く女性1人で解決することは困難です。企業や社会全体が女性特有の健康問題に関心を持ち、女性が働きやすい環境を整備しなければなりません。

女性特有の健康問題を解決し、労働損失を防ぐための有効な施策として、フェムテックは注目を集めています

3. フェムテックに取り組む企業の商品・サービス例

幅広いジャンルで登場しているフェムテックは、商品・サービスの形態もさまざまです。フェムテックを利用してみたい方は、実際の商品・サービス例を知った上で、自分に合ったフェムテックを選びましょう。

フェムテックに取り組む企業の商品・サービス例を紹介します。

3-1. デリケートゾーンケアアイテム

デリケートゾーンは経皮吸収率が腕の約42倍と言われており、肌の炎症やニオイを発生させる物質を溜め込みやすい部位です。「Mellia株式会社」は「アイムラフロリア」というブランドを展開し、女性のデリケートゾーンケア・セルフケア商品を販売しています。

保湿成分をたっぷり含んだ「デリケートボディクリーム」や乳酸菌発酵エキス配合の「デリケートボディウォッシュ」などが、「アイムラフロリア」の主な商品です。デリケートゾーンケアアイテムはデリケートゾーンの保湿やニオイ軽減に役立ち、毎日を快適に過ごせます。

3-2. サニタリーアイテム

月経中に使用するサニタリーアイテムのフェムテックとしては、履くだけで液体を吸収してくれる吸水ショーツが登場しています。中でも注目を集めている商品が、「株式会社Rebolt」が開発した吸収型ボクサーパンツ「OPT」です。

吸収型ボクサーパンツ「OPT」は名前の通り、従来の吸水ショーツとは異なるボクサーパンツ形状の商品です。ジェンダーフリーなサニタリーアイテムを選びたい方に、吸収型ボクサーパンツ「OPT」は新たな選択肢を提示してくれています。

3-3. オンラインピル診療サービス

日本でピルを利用するためには婦人科で処方してもらう必要があります。「mederi株式会社」が運営する「メデリピル」は、婦人科への来院をためらってしまう方も利用しやすいオンラインピル診療サービスです。

メデリピルは産婦人科医がオンライン診療を担当しています。処方されるピルは中身が分からないよう包装された上で郵送されるため、ピルを気軽に、安心して利用できる点が魅力です。

3-4. 妊活サポートサービス

妊活・不妊治療は期間が長引くケースが多く、女性とパートナーにさまざまな負担がかかります。「株式会社ファミワン」は妊活・不妊治療に取り組む方をサポートするために妊活サポートサービスを提供している企業です。

株式会社ファミワンでは、不妊症看護認定看護師・臨床心理士・胚培養士などの専門家による妊活相談サービスやセミナー開催などを行っています。妊活や不妊治療で不安を抱えている女性にとって心強いサービスと言えるでしょう。

3-5. 女性専用の企業内健康相談窓口

自社に勤める女性社員向けのサポートとして、女性専用の企業内健康相談窓口を設置する企業も増えています。女性社員が抱える身体的・精神的な悩みをヒアリングし、対処法などを紹介する取り組みです。

女性社員が働きやすい職場環境の整備をすることで、女性の活躍を推進できる企業風土が形成されます。

まとめ

フェムテックは女性特有の健康問題を解決する商品・サービスのことです。現代はジェンダー平等意識の向上や女性の社会進出・活躍の推進といった流れがあり、フェムテックは日本においても注目を集めています。

フェムテックの主なジャンルは「妊活」「不妊・妊活」「女性特有疾患」「セクシャルウェルネス」「妊娠・産後」「更年期」の6つです。

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