2022/12/4(最終更新日)

終活とは?始めるタイミングから行うメリット・必要な準備まで

老後の安心した生活のために、体力や気力があるうちにさまざまな手続きや準備を進めておく人が増えています。メディアや情報誌でも「終活」という言葉が使われるようになり、興味関心も高まっています。

しかし、中には終活という言葉を見聞きしたことがあっても、具体的に何をすればよいのか分からずにいる人も少なくありません。終活に興味がある人は、終活の意味や目的を正しく理解したうえで、老後に向けた準備を始めてみましょう。

今回は、終活を始めるタイミングとメリット、終活に必要な準備について解説します。

目次

1. 終活とは?終活を始めるベストなタイミングも

2. 終活をするメリット

3. 終活に必要な準備7選

3-1. (1)身の回りの荷物整理

3-2. (2)財産の整理・相続準備

3-3. (3)医療や介護に関する意思表示

3-4. (4)葬式やお墓の希望・準備

3-5. (5)遺言書の作成・相続の取り決め

3-6. (6)交友関係の整理・共有

3-7. (7)エンディングノートの作成

まとめ

1. 終活とは?終活を始めるベストなタイミングも

終活とは、「人生の終わりに向けて行う活動」「人生の最期を迎える事前準備」です。自分自身が残りの人生を後悔せずに過ごすための時間であり、家族や親族に負担をかけないための準備でもあります。

終活を始めるベストなタイミングは、人によってさまざまです。終活を始める時期に決まりはなく、20~30代で終活を始める人もいれば、50~60代で始める人もいます。ただし、若い年代で終活を行う場合、年齢を重ねるごとに考え方や感じ方も変わるため、必要に応じて内容の見直しが必要です。

終活の準備はさまざまあり、短期間で完了させるのは難しいと言えます。多くの時間がかかることを考えて、体力や気力が十分にあるタイミングで始めておきましょう。がんなどで余命宣告を受けた場合は、すぐにでも終活に取りかかることがおすすめです。自身の健康面と相談しながら、自分にとってのベストなタイミングを考えてみましょう。

終活のタイミングややり方に悩む場合は、相談窓口に相談したりセミナーに参加したりしながら準備を進めることもできます。信頼できる人に相談できるように、まずは情報を集めておきましょう。

2. 終活をするメリット

終活をすることは、自分だけでなく遺される家族や親族にとってもメリットがあります終活を始めるにあたり、どのようなメリットがあるのかチェックしておきましょう。

終活をする主なメリットは、以下の通りです。

  • 老後の生活に対して前向きになる

年齢を重ねたり病気になったりすると、老後の生活が不安になる人が多く見られます。しかし、少しずつ身の回りの整理を始めておくと、残された時間を有意義に活用できるようになり、老後の生活を前向きに考えられるようになります。

終活をすることで、「死に対する漠然とした不安が軽くなった」「死後の不安が解消された」など、ポジティブな気持ちになる人がほとんどです。

  • 親族間のトラブル防止・負担軽減につながる

死後に考えられるトラブルの1つに、遺産相続などの親族間トラブルが挙げられます。自分の意志で財産の相続方法を明確にして、親族間トラブルのリスクを減らせることも終活の大きなメリットです。

また、葬儀を行うにあたり、遺された家族や親族は悲しみの中で葬儀の規模・金額の決定や葬儀の案内状の手配などさまざまな準備を行うことになります。

終活を親族間のトラブル防止と負担軽減につなげるには、遺産に関する考えや手続きへの要望をしっかりとまとめて、家族や親族に伝わるように形に残しておくことが大切です。

3. 終活に必要な準備7選

終活と一口に言っても、必要な準備は数多くあります。終活で行う基本的な準備は、次の7つです。

ここでは、項目ごとにやるべきことと注意すべきポイントを解説します。

3-1. (1)身の回りの荷物整理

終活では、身の回りの荷物の整理を行います。

使うものと使わないものに分け、不要なものは少しずつ処分していきましょう。遺品整理は体力面だけでなく精神的な負担も大きいため、身の回りの荷物をすっきりさせておくことで、遺された家族や親族の負担を軽減できます。

ネットバンクやクレジットカード取引情報などのデジタルデータも整理が必要です。パソコンやスマホ、ネット取引などにパスワードを設定している場合は、メモを作成しておくなどの対策もしておきましょう。

3-2. (2)財産の整理・相続準備

故人の財産が整理されていない状態だと、家族や親族は遺産相続のために財産の把握から始めることとなり手続きに時間がかかってしまいます。遺産相続をスムーズに行えるよう、終活で財産の整理と相続の準備も進めておきましょう。

財産の整理と相続準備の具体例は、下記の通りです。

財産の種類は、自宅・収益物件などの不動産・預貯金・株式・生命保険などさまざまです。所有する財産の情報は、家族や親族が一目で分かるようにまとめておきましょう。

3-3. (3)医療や介護に関する意思表示

意思疎通が上手くできなくなることも考えて、病気が見つかったり介護が必要となったりした場合に、どのようにしてほしいか意思表示を形に残しておくことも大切です。本人の希望や意志が明確であれば、万が一の場合に家族や親族が判断しやすくなります

医療や介護に関する意思表示のポイントは、下記の通りです。

医療や介護に関して希望がある場合は、体力と気力があるうちに家族と話し合っておきましょう。

3-4. (4)葬式やお墓の希望・準備

葬式の形式やお墓のスタイルは、時代とともに変化しつつあります。葬式に呼んでほしい人や遺影に使ってほしい写真などの希望がある場合は、家族や親族に伝わるように準備しておきましょう。

葬式の形式やお墓のスタイル例は、下記の通りです。

終活の1つとして葬式の生前契約を行う人も多く見られます。生前契約を行う場合は、契約後のトラブルを防ぐために、違約金の有無や解約の可否などを確認しておくことが重要です。

3-5. (5)遺言書の作成・相続の取り決め

終活では、遺言書の作成や相続の取り決めもまとめておきましょう。

法的に有効な3つの遺言書形式とそれぞれの注意点は、下記の通りです。

自筆証書遺言は、他者による内容の書き換えを防ぐために厳重に管理する必要があります。遺言書に関するトラブルを防ぐには、プロが作成する公正証書遺言がおすすめです。

3-6. (6)交友関係の整理・共有

自身の交友関係は、一度整理して必要な情報は家族に共有しておきましょう。故人の交友関係が分からない状態だと、遺された家族や親族は亡くなったことを誰に伝えるべきか悩むこととなります。

万が一の場合に連絡してほしい親戚・友人・知人の名前と連絡先、自分との関係性をまとめて分かりやすい場所に保管しておきましょう。友人に遺したいものがある場合は、連絡先と一緒に内容を記載しておくと安心です。

3-7. (7)エンディングノートの作成

エンディングノートを活用すると、終活の内容や必要な情報を1つにまとめることができます。エンディングノートに記載できる主な項目は、下記の通りです。

ただし、エンディングノートは法的効力を持ちません自身の考えをまとめたり遺される家族や親族に考えや思いを伝えたりするために活用しましょう。

まとめ

終活は、残りの人生を後悔せずに過ごすための準備です。終活には、「老後の生活に前向きになれる」「親族間でのトラブル防止や負担軽減につながる」などのメリットがあります。

終活に必要な準備は、身の回りの荷物整理・財産の整理・医療や介護への意思表示など、さまざまあります。老後に備えて終活をしようと考えている人は、体力と気力があるうちに始めることが大切です。

エンディングノートを活用したり外部のサポートを利用したりしながら、残された時間を楽しみつつ老後に備えましょう。

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