災害は、いつ発生するものか分からないからこそ備えが必要です。災害による被害を最小限に抑えるためには、防災アプリのインストールも有効と言えるでしょう。
防災アプリとは、スマートフォンをはじめとしたモバイル端末で利用できる、災害情報や防災知識を提供するアプリケーションです。台風や地震をはじめとした災害やその他特別警報の発生時には、身を守るための情報を知らせてくれます。
しかし、防災アプリと一口に言っても、各企業からさまざまなアプリが配信されているため、どのアプリを選ぶべきか悩んでいる人もいるでしょう。
そこで今回は、防災アプリの選び方やおすすめのアプリを厳選して紹介します。それぞれの違いを理解し、自分に合った防災アプリを選びましょう。
目次
2. 災害情報をリアルタイムで把握!おすすめの防災アプリ7選
1. 防災アプリとは?
防災アプリとは、防災関連の情報を発信したり、災害時に緊急通知を鳴らしてくれたりといった機能を持つアプリのことです。
スマートフォンにインストールしておくことで、いつでも防災情報について調べられます。また、災害通知機能を備えている防災アプリであれば、地震・台風・火事・津波・土砂災害など、あらゆる災害の発生を素早く知ることが可能です。
防災アプリで防災知識を習得したり、災害発生時には最新情報をキャッチしたりすることで迅速な対処ができるようになり、自分や家族の命を守ることにもつながるでしょう。
なお、防災アプリで災害情報をキャッチするためには、スマホの通知設定を「オン」の状態にしておかなければなりません。デフォルトで通知がオンになっているとは限らないため、インストール後は通知をオンの状態に設定できているかどうかをしっかり確認しておきましょう。
2. 災害情報をリアルタイムで把握!おすすめの防災アプリ7選
防災アプリは、自分が使いやすいと感じるものを選ぶことが大切です。機能が充実していても使い方が分からなかったり、操作がシンプルでも発信されている防災情報が少なかったりすると、使い勝手が悪く満足に活用できないでしょう。
そこで次に、数ある防災アプリの中でもおすすめのものを厳選して7つ紹介します。各防災アプリの特徴を理解したうえで、求める機能が備わった使いやすい防災アプリを選びましょう。
2-1. 特務機関NERV防災
「特務機関NERV防災」は、ユーザーの現在地・登録地点に合わせて最適化した災害情報を知らせてくれるアプリです。
遠方で発生している災害について知らせるのではなく、ユーザー本人にどういった危険が迫っているのかを知らせてくれるため、適切な行動がとりやすくなるでしょう。
また、万人に情報を伝えられるように、特務機関NERV防災はアプリデザインにもこだわっています。特に、アプリ内テキストの書体や配色には視認性を高めるための工夫が施されており、スマホ操作に慣れていないお年寄りの方でも気軽に利用できるでしょう。
2-2. NHK ニュース・防災
「NHKニュース・防災」は、NHKが提供する防災アプリです。万が一災害に見舞われても適切な対処ができるよう、災害に関する最新情報をプッシュ通知で発信するだけでなく、災害時に役立つ情報のライブ配信も行っています。
NHK ニュース・防災では政府機関からの情報のみを提供するため、数ある防災アプリのなかでも情報の正確性は特に高いと言えるでしょう。
テキストでの情報に加え、ライブ配信などの動画コンテンツも掲載されているため、情報量の多さ・全体像の掴みやすさにも長けています。災害に関係しない最新ニュースも閲覧できるため、日常生活にも役立つでしょう。
2-3. Yahoo!防災速報
「Yahoo!防災速報」は、Yahoo!が提供する防災アプリです。津波・地震・豪雨といった自然災害はもちろん、熱中症情報・防犯情報・防災関連の訓練情報など、数多くの情報を得られることが特徴となっています。
災害関連情報は、気象庁や自治体といった信頼性の高い機関が提供したもののみキャッチするため、情報の精度は非常に高くなっています。加えて、「防災手帳」と呼ばれる機能が備わっており、ハザードマップや防災用品の確認も可能です。
また、Yahoo!防災速報のプッシュ通知で情報を受け取れるのは国内の3地点となっており、現在地のほか離れて暮らす家族や友人の居住地の情報も受け取れます。
2-4. 防災情報 全国避難所ガイド
「防災情報 全国避難所ガイド」は、全国10万件以上の避難場所をまとめた防災アプリです。現在地周辺の避難所を自動検索・ナビゲートしてくれるだけでなく、避難所まで無事に、かつ最短で到着できるようにコンパス機能も備わっています。
万が一災害に見舞われた際も、無事に避難するためのサポート機能が充実しているため、出張先や旅行先など、土地勘がない場所で災害に見舞われても安心です。
また、アプリ起動と同時に避難所と地図をダウンロード・保存するため、オフライン状態でも問題なく利用できます。災害によって万が一電波が届かなくなっても、避難所までしっかりとナビゲートしてくれます。
2-5. NewsDigest
「NewsDigest」は、速報に強みを持つアプリです。災害時は最新情報が重要となるため、情報発信のスピード感に優れた本アプリをインストールしておくと心強いでしょう。表示させたいニュースも自由にカスタマイズできるため、知りたい情報をスムーズにキャッチできます。
また、NewsDigestはポイント機能を搭載していることも特徴です。現在地の天気状況、停電・断水といったライフライン情報などを提供すれば、アプリ内ポイントが貯まります。貯まったポイントは、ギフト券などに交換することが可能です。
2-6. ココダヨ
「ココダヨ」は、災害警報が発信された際に家族の位置確認を自動的に共有できる防災アプリです。災害時は安否確認として、それ以外の時は見守りとしても使用でき、日常的に活躍します。
また、ココダヨでは家族用のチャット機能も搭載しており、伝言板のように使用することも可能です。家族と待ち合わせをしたり、家族の状況をリアルタイムで把握できたりするため、災害時の家族とのコミュニケーションに不安を感じている方には非常におすすめと言えるでしょう。
2-7. 東京都防災アプリ
「東京都防災アプリ」は、東京都が提供する防災アプリです。「あそぶ」「まなぶ」「つかう」がコンセプトとなっており、クイズやグッズ集めなどのゲームをしながら防災知識を学習できます。
また、安否連絡や位置情報を知らせる緊急ブザーなどさまざまな機能を搭載しており、普段使いから万が一の備えまで幅広く対応可能です。
ただし、東京都防災アプリは東京都のみに対応したアプリとなります。他地域でも、特定のエリアにのみ特化した防災アプリがあるため、在住地に合ったものを選びましょう。
3. 防災アプリの選び方
防災アプリを選ぶ際は、下記3つのポイントにチェックしておきましょう。
POINT(1)信頼性の高い情報がスピーディーに届くか |
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災害に見舞われた際、自分がどういった行動を取るかが命運を分けます。危険な場面でも正しい選択を行うためには、スピーディーに信頼性の高い最新情報を得ることが重要です。 例えば、国土交通省や大きなメディアが発表している情報は信頼性が高いため、こうした情報を素早く届けてくれる防災アプリを選ぶと良いでしょう。 防災アプリの中には、SNSの情報をもとに情報を届けてくれるものもあります。しかし、SNSは信憑性に欠ける部分もあるため、情報の出どころなどから信頼していい情報かどうかを自分で見極めることも必要です。 |
POINT(2)直感的に操作できるか |
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災害発生時は、スマートフォンを落ち着いて操作できない可能性もあります。そのため、どういった状況でも使えるような操作性に優れた防災アプリを選びましょう。 特に、子どもやお年寄りなど、スマートフォンをスムーズに操作するのが難しい方が使用する場合は、操作がシンプルで文字・アイコンが見やすいものをおすすめします。 |
POINT(3)万が一の事態に備えた機能が豊富か |
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防災アプリ選びでは、機能の充実性も大きなポイントとなります。機能が不十分な防災アプリを選んでしまうと「速報は届くけど避難場所が分からない」など、欲しい情報を得られない可能性があります。 具体的に、どういった防災機能があれば便利かは被災した時でないと分からないため、どのような状況でも対応できるような防災アプリ選びが大切です。 |
まとめ
防災アプリには、数多くの種類があります。機能が充実している防災アプリが多いため、災害への備えの1つとして役立つでしょう。
しかし、防災アプリは速報の通知や避難所の検索など、情報の提供までしかできません。被災による損害のサポートはできないため、万が一に備えるという意味で、防災アプリに加えて保険の検討も重要です。
生活クラブでは、家計・保険の見直しや保険加入のサポートなどを行っています。無料個人相談にも対応しているため、万が一に備えてきちんと準備したいと思っている方は、ぜひお気軽にこちらまでお問い合わせください。