2023/11/22(最終更新日)

冬に流行する子どもの感染症8つ|主な症状と予防法も徹底解説!

冬になると感染症が流行しやすく、病院では診察を待つ子どもの数が多くなります。幼稚園や保育園、小学校などで感染症が流行することも多く、冬は感染のリスクが高くなります。

子どもの健康を守るためにも、なるべく感染症にかからないように予防することが大切です。子どもの体調不良時に慌てずに対処できるように、潜伏期間や主な症状について理解を深めておきましょう。

今回は、冬に流行する子どもの感染症8つについて症状と予防法を解説します。感染しやすい子どもの年齢にも触れるために、ぜひ参考にしてください。

目次

1. 冬に感染症が流行しやすくなる理由

2. 冬に流行する子どもの感染症8つ|症状・予防法も

2-1. インフルエンザ

2-2. RSウイルス感染症

2-3. 感染性胃腸炎(ウイルス性胃腸症/ノロウイルス)

2-4. 乳幼児嘔吐下痢症(ロタウイルス性下痢症)

2-5. 溶連菌感染症

2-6. マイコプラズマ感染症

2-7. 水痘(水ぼうそう)

2-8. 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)

まとめ

1. 冬に感染症が流行しやすくなる理由

冬に感染症が流行しやすくなる理由は、気温と湿度の低下によりウイルスの活動が活発化するためです。

ウイルスは低温で低湿度の環境を好みます。ウイルスの活動が活発化しやすくなる気温と湿度は、下記の通りです。

気温

15℃以下

湿度

40%以下


低温かつ低湿度になりやすい冬は、ウイルス表面の水分が失われて空気中に漂いやすくなります。ウイルスの生存期間も長くなるため、暖かい時期に比べると感染リスクが高まります。

また、気温の変化に子どもの体がついていけなくなることも、感染しやすくなる理由の1つです。寒さと空気の乾燥により免疫力が低下し、ウイルスが侵入しやすくなります。

2. 冬に流行する子どもの感染症8つ|症状・予防法も

冬に流行する子どもの感染症は、さまざまあります。1つの感染症が治ってもほかの感染症に立て続けに感染することもあるため、冬は体調管理や予防が大切です。

感染症と一口に言っても、発熱・嘔吐・発疹・気管支炎など感染症の種類によって症状は異なります。潜伏期間や具体的な流行時期、感染しやすい子どもの年齢もそれぞれ異なるため注意が必要です。

多くの感染症は、適切な対処と薬の服用で回復します。子どもの体調が普段と違う場合は、しっかりと観察してかかりつけ医に相談しましょう。

ここでは、冬に流行する子どもの感染症を8つ解説します。冬に備えて感染症の概要や予防方法をチェックしておきましょう。

2-1. インフルエンザ

インフルエンザは、インフルエンザウイルスが気道から感染して起こる流行しやすい感染症です。

インフルエンザの概要は、下記の通りです。

主な症状

発熱、鼻汁、頭痛、筋肉痛など

潜伏期間

1日~2日

感染経路

・飛沫感染

・接触感染

具体的な流行時期

11月下旬〜3月頃

 

インフルエンザの特徴的な症状として、38℃以上の急な発熱と筋肉痛や関節痛があります。0歳~14歳までの子どもが感染しやすく、重症化は高齢者に多い傾向にあります。

ただし、子どもはインフルエンザ脳症や熱性けいれん、気管支喘息を引き起こすこともあるため注意しましょう。

手洗いうがいと湿度管理によってインフルエンザの感染予防が期待できます。また、ワクチン接種は重症化の抑制につながります。

2-2. RSウイルス感染症

RSウイルス感染症は、RSウイルスが原因で起こる感染力が強い感染症です。

RSウイルス感染症の主な症状や具体的な流行時期は、下記の通りとなっています。

主な症状

発熱、鼻汁、咳、喘鳴など

潜伏期間

4日~5日

感染経路

・飛沫感染

・接触感染

具体的な流行時期

11月~1月頃

 

RSウイルス感染症は、風邪に似た症状が特徴で、重症化すると肺炎や気管支炎になるリスクがあります。1歳~2歳の子どもがかかりやすく、早産児や心疾患を持つ乳児は重症化しやすいため注意しましょう。

RSウイルス感染症の感染を防ぐために、手洗いうがいと咳エチケットを徹底しましょう。重症化しやすい子どもには、モノクローナル抗体を投与する場合があります。

2-3. 感染性胃腸炎(ウイルス性胃腸炎/ノロウイルス)

感染性胃腸炎は、ノロウイルスやロタウイルスの感染によって起こる感染症です。

感染性胃腸炎の主な症状や具体的な流行時期は、下記の通りとなっています。

主な症状

嘔吐、腹痛、下痢、発熱など

潜伏期間

1日~3日

感染経路

・経口感染

・飛沫感染

・接触感染

具体的な流行時期

11月上旬~12月頃

 

感染性胃腸炎は、嘔吐や下痢を繰り返すことが特徴です。3歳未満の乳幼児がかかりやすく、おむつ交換から大人に感染するケースもあります。感染力が強く、二次感染が起こりやすいため注意しましょう。

感染性胃腸炎の予防方法は、手洗いと食品の加熱が基本です。家庭内に感染者がいる場合は、タオルなどの共用は避けましょう。

2-4. 乳幼児嘔吐下痢症(ロタウイルス性下痢症)

乳幼児嘔吐下痢症は、ロタウイルスなどに感染することで起こる感染症です。

乳幼児嘔吐下痢症の主な症状や具体的な流行時期は、下記の通りとなっています。

主な症状

嘔吐、下痢、発熱

潜伏期間

1日~3日

感染経路

・経口感染

・飛沫感染

・接触感染

具体的な流行時期

12月頃

 

乳幼児嘔吐下痢症は、激しい嘔吐や下痢を繰り返します。下痢は1週間以上続くこともあるため、脱水症状にも注意が必要です。発熱症状が出ることがあるものの、半日程度で下がります。

(内部リンク:「冬 脱水症状」)

6か月~2歳頃にかかるケースが多く、下痢の回数が多いとおむつかぶれが起こりやすくなります。乳幼児嘔吐下痢症の予防は、感染性胃腸炎と同様に手洗いと食品の加熱が基本です。

2-5. 溶連菌感染症

溶連菌感染症は、溶血性連鎖球菌に感染することで発症する感染症です。

溶連菌感染症の主な症状や具体的な流行時期は、下記の通りとなっています。

主な症状

発熱、咽頭痛、発疹、イチゴ舌

潜伏期間

2日~5日

感染経路

・経口感染

・飛沫感染

・接触感染

具体的な流行時期

11月〜4月頃

 

溶連菌感染症の初期症状は、高熱や激しい咽頭痛が特徴です。次第に体に発疹が現れ、舌にも赤い斑点ができます。2歳~9歳頃の子どもの感染が多く見られます。

再発を防ぐために、処方された抗生剤は必ず飲み切りましょう。

溶連菌感染症の予防方法は、こまめな手洗いと咳エチケットです。家庭内に感染者がいる場合は、タオルなどの共有は避けましょう。

2-6. マイコプラズマ感染症

マイコプラズマ感染症は、肺炎マイコプラズマ細菌に感染して発症します。

マイコプラズマ感染症の主な症状や具体的な流行時期は、下記の通りです。

主な症状

発熱、全身倦怠感、頭痛、乾いた咳

潜伏期間

2週間~3週間

感染経路

・飛沫感染

・接触感染

具体的な流行時期

11月~12月頃

 

マイコプラズマ感染症の感染者は、全体の8割が14歳以下の子どもで、乳幼児は軽症で済むケースがほとんどです。ただし、5歳以上の子どもは肺炎のリスクが高くなるため注意しましょう。

喘息の子どもは、発作の誘発や中耳炎・けいれん・下痢などの症状が起こる場合もあります。マイコプラズマ感染症の予防方法は、手洗いうがいと咳エチケットです。

2-7. 水痘(水ぼうそう)

水痘は、水痘帯状疱疹ウイルスが原因で起こる感染症であり、「水ぼうそう」とも呼ばれます。

水痘の主な症状や具体的な流行時期は、下記の通りです。

主な症状

発疹、発熱、頭痛、全身倦怠感

潜伏期間

2週間~3週間

感染経路

・空気感染

・飛沫感染

・接触感染

具体的な流行時期

12月~7月頃

 

水痘にかかると頭痛や全身倦怠感が現れ、数日後に全身に斑点状の発疹が広がります。次第に発疹は強いかゆみを伴う水疱状になり、かさぶた状になった後は発症から20日程度で消失します。

感染は10歳以上の子どもに多く見られ、成人が感染すると重症化しやすいことが特徴です。水痘の予防には、ワクチン接種が効果的です。

2-8. 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)

流行性耳下腺炎は、ムンプスウイルスによる感染症であり、「おたふくかぜ」とも呼ばれます。

流行性耳下腺炎の主な症状や具体的な流行時期は、下記の通りです。

主な症状

耳下腺の腫れと痛み、発熱

潜伏期間

2週間~3週間

感染経路

・飛沫感染

・接触感染

具体的な流行時期

春から夏

 

流行性耳下腺炎にかかると、両側または片側の耳下腺や顎下腺が腫れるため、顔周りが丸くなりエラが張った状態になります。3歳~6歳の子どもに多い感染症です。

流行時期は春~夏が多いものの、季節を問わず感染が広がるケースが増えています。

流行性耳下腺炎の予防には、ワクチン接種が効果的です。

まとめ

低温かつ低湿度になる冬は、ウイルスの活動が活発化します。気温の変化に体がついていけずに免疫力が低下することで、子どもは感染症にかかりやすくなります。

冬に流行する子どもの感染症は、インフルエンザ・RSウイルス感染症・感染性胃腸炎などです。飛沫感染や接触感染で広がるため、手洗いうがいや咳エチケット、ワクチン接種などの予防が大切です。

感染症にかかった場合、長期治療や入院が必要となる可能性があります。万が一に備えるために、共済・保険加入も検討しましょう。共済・保険一覧はこちらから

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