2019/6/12(最終更新日)

新社会人になったら②給与明細で確認する税金

社会人のあなたへ ~給与明細で確認する税金~

 給料からは、税金と社会保険料が天引きされます。今回は税金(所得税)の計算方法を紹介します。

計算は、収入(給料や手当等の合計額)から控除額を差し引き、それに税率を掛けます。(通勤交通費手当は、一定額までは非課税なので、税金の計算をする時は収入に含まれない)

   ●収入(給料や手当の合計額) -控除額 = 課税所得

   ●課税所得 ✕ 税率 = 所得税額

「控除」と言う言葉は、税金の説明には必ず登場します。これは収入から差し引いてくれる経費と考えてください。収入からたくさん控除されると課税所得が小さくなるので、税金は少なくなります。反対に控除が少ないと課税所得が大きくなるので、税金も多くなります。

皆さんの場合は、自動的に計算される給与所得者の経費(給与所得控除)、天引きされる社会保険料全て(社会保険料控除)、そして必ず収入から引いてもらえる基礎控除(38万円)などがあります。

税金は負担できる力に応じて支払うしくみになっています。税金を納めるのは社会人の義務ですが、社会への参加費とも言えます。金額をチェックするだけでなく、毎年の税制改正にも関心を向けてください。

NPO法人Wco.FPの会

 

NPO法人Wco.FPの会は、おもに生活クラブ生協の組合員対象のライフプラン講座の企画、講座の講師派遣、および個人相談の三つの事業を中心に活動しています。

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