2019年12月のプチ健康意識冬の「脱水症状」に気をつけて!
夏に起こりやすい脱水症状。暑い中で大量の汗をかくことで発症するものだと思われがちですが、実は冬にも、脱水のリスクがあることを知っていましたか。冬場も夏場と同様、意識的に水分を摂取し、脱水に気をつけましょう。
私たちの身体は季節問わず、1日に約2.5Lほどの水分を身体から排出しています。特に冬は寒さから喉の渇きを感じにくくなるため、水分補給がおろそかになり、加えて空気が乾燥していて身体から水分が失われるので、脱水症状を引き起こしやすくなります。失われた水分は、食品から摂取した水分や体内でつくられる水分では補うこができないため、こまめに飲料で水分を摂取することを心がけましょう。また、水分を摂取することで、喉や鼻の粘膜を潤してウイルスの侵入を防いだり、痰や鼻水として体の外にウイルスを排出する作用を助けるので、この時期に流行る風邪予防にも効果的です。
冬の脱水症状を防ぐために、3つのポイントを抑えることを心がけましょう。
①こまめな水分補給を
食事の際はもちろん、起床時、トイレの後、就寝前などのタイミングに補給することをおすすめします。
②冬の乾燥対策を忘れずに
特に暖房によって乾燥しがちな職場や自宅では、加湿器を置いたり窓を開け空気を入れ替えたりなど、乾燥対策を行いましょう。
③利尿作用のある飲料はなるべく控える
アルコールやカフェインなど、利尿作用のある飲料の摂取は、体内の水分排出を促してしまいます。なるべく利尿作用の少ない飲料で水分摂取を心がけましょう。
体内の水分が不足すると、めまいや立ちくらみ、関節の痛みなどあらゆる面で不調をきたしやすくなります。こまめに水分摂取を行い、身体に水分を満たして脱水症状を予防しましょう。