2022年2月のプチ健康意識若いうちからフレイルを予防!
健康寿命を延ばして
元気な毎日を過ごそう
人生100年時代。年齢を重ねても健康的で自立した状態でいるためには、健康寿命(日常生活が制限されず健康的に暮らせる期間)を延ばすことが大切です。いつまでも元気に暮らせるように、早期からフレイル予防を行なっていきましょう。
フレイルとは、健康な状態と要介護の中間にある「軟弱な状態」のことをいいます。身体的、社会的、心理的・認知的フレイルがあり、複数の要因が重なることで悪化してしまうのです。軟弱な状態が続いてしまうと、要介護のリスクが高まりますが、若いうちから予防することで、健康的な身体を維持することができます。
フレイル予防のためのポイント
1. 下半身の筋力をつける
下半身に筋力をつけることで、転倒などのリスク回避につながります。ウォーキングなどで足の筋肉量を維持しつつ、スクワットなどの上下運動で足腰を鍛えていきましょう。
※少しでも不調を感じたら無理をせず休息をとりましょう。
2. バランスの良い食生活を
基本的にはバランスの良い食生活を送ることが大切ですが、特にたんぱく質を積極的に摂りましょう。肉や魚、卵、豆類などがおすすめです。
3. 口周りのトレーニングやケアをする
口腔機能の衰えは、食欲低下の要因となります。さらには、低栄養などを引き起こし要介護状態へと進んでしまうことも。口周りを鍛える運動などを行ない、噛む力や飲み込む力を維持していきましょう。他にも、歯ブラシやフロスなど自分に合う道具を使用して、歯の健康を保つことも大切ですね。
4. 家族や周囲の人と「つながる」
フレイル予防にもっとも効果的なのは「人とのつながり」。社会人サークルや地域のボランティアに参加したり、家族との食事の場を設けたりなど、社会や家族と交流する機会を増やしていきましょう。
若いうちからフレイルを意識し、健康寿命を延ばすことで、高齢になっても豊かな生活を送ることができます。家族や近所の方など、声をかけ合いながらみんなで予防できるといいですね。