2022年4月のプチ健康意識「このところ頭痛がひどい…」
それってもしかしてマスクが原因かも!?

長く続くマスク生活の中で「マスク頭痛」に悩まされている方が増えているそうです。なぜマスクの着用が頭痛につながるのでしょうか。今回はその原因や対処法についてご紹介します。

マスク頭痛の原因は多岐にわたります。ひとつ目はマスクをつけることによる酸素不足です。マスクを着用することで鼻の周りが覆われ、新鮮な空気を取り込むことができず、結果、身体に取り入れる酸素の量が減り、頭痛を引き起こしてしまいます。ふたつ目は、マスク内の温度の上昇です。こもった熱を取り込むことで、普段よりも呼吸が荒くなり、酸素を取り込みづらくなるのです。さらに耳への負担やマスク着用による脱水も頭痛の原因となりますので、臨機応変に対処してマスクとともに快適に過ごしていきたいですね。

マスク頭痛の対処法

1. 一時的にマスクをはずす
一番大切なのは、「新鮮な空気を取り込むこと」。マスクをはずす際は、周りに人がいないか確認し、一時的にマスクをはずして外の空気を取り込みましょう。マスク内の温度も下がり、体内の二酸化炭素濃度も減少します。

なおマスクをはずす時は、下記に気をつけながら着脱しましょう。
●清潔な手でマスクをはずし、紐を持って着脱する。
●マスクをはずしている間は、顔に触れない。

2.こまめな水分補給
マスク内は湿度が高く喉の渇きに気づきにくくなります。またマスクの着脱の面倒から水分を摂る回数が減り、脱水を引き起こす可能性がありますので、こまめに水分補給を行ないましょう。

3.マスクによる耳への負担を減らす
マスクの紐が耳に負担をかけ、肩こりや頭痛につながることもあります。マスクのサイズや紐などを調整して、なるべく耳に負担をかけないものを選ぶといいですね。

※あまりにも頭痛が続くようなら、医療機関へご相談ください。

この先もマスクとともに生活する中で、マスクによる頭痛を軽減させるには、さまざまな対策を組み合わせてその都度対処していきましょう。