2022年5月のプチ健康意識正しい"座り方"のポイントを取り入れて
テレワークでの腰痛予防をしよう!

新型コロナウイルス感染予防としてテレワークが広まり、自宅で仕事をする方が増えました。しかし一方で「在宅勤務を始めてから腰痛や肩こりが気になり始めた」など、身体の不調を訴える声も…。自宅で快適に仕事を行えるように、腰痛予防ポイントを抑えておきましょう。

テレワークを行なっている皆さん。こんな座り方をしていませんか。腰に負担がかかる座り方を続けていると、腰痛が悪化してしまう恐れがあります。

1.ずっこけ座り
おしりを前に滑らせて、背もたれに背中を強くもたれさせる座り方。尾てい骨に上半身の重みが集中し、背筋がS字カーブでなくCの字にカープしてしまうことで腰痛の原因に。

2.前のめりに座る
床に座り、ローテーブルなどにパソコンを置いて、覗き込むように前のめりで作業してしまうと、腰だけでなく肩や首にも負担がかかります。

3.横座り
横座りとは、正座から左右どちらかにおしりをずらして座ることで、こちらの座り方も床に座って作業している方に多い傾向があります。横座りをすることで、腰と背骨がねじれてしまい、結果、骨盤と背骨に負担がかかってしまいます。

自宅での仕事環境は限られており、オフィスと同じような環境が整っている方は少ないと思います。しかし、環境が整わない中でも座り方に気をつけることができれば、腰痛予防につながるのです。

正しい座り方のポイント

1.床でも椅子でも骨盤を立てるように座る
腰に負担をかけない座り方として、背筋を伸ばして立っているのと同じような状態を保つことが大切です。骨盤を傾けずに垂直の状態をキープするこが重要になってきます。

2.椅子と机の高さを調節する
両足の裏が地面についた状態を保つことで、正しい姿勢をキープしやすくなります。また、前のめりになる方は目線が低すぎる可能性があります。パソコンの下に台を置き画面を高くして目線をフラットにするなど、できる範囲で環境を整えていきましょう。

3.床で作業する場合は、座椅子や厚めのクッションを活用
ローテーブルなどで作業をする場合は、床に直接座らず、腰の負担を緩和する座椅子等を活用してみましょう。少し厚めのクッションなら、骨盤が立ちやすいので正しい姿勢を保ちやすくなります。

普段の座り方を見直してみたり、できる範囲で自宅での作業環境を整えたりなど、快適に仕事を行なうための第一歩として上記のポイントを取り入れてみませんか。