2022年12月のプチ健康意識冬場の大敵!
「静電気」を予防するには皮膚の環境が大切!?

静電気をうけているハグみちゃんイラスト

気温が下がり、空気も乾燥している日が続いていますね。この時期に悩まされるのが、「バチッ」とした静電気。衣類を脱ぎ着するときに「パチパチ」したり、ドアノブに触れるときに突然痛みが走るなど、何かと日常的に発生しがちです。その大きな要因は、実は皮膚の環境にあることはご存知でしょうか?

人間の身体を含め、あらゆる物質はプラスとマイナスの電気を持っており、通常はプラスとマイナスの電気量が釣り合った状態になっています。それが服の脱ぎ着などの摩擦によって電気量バランスが崩れ、プラスとマイナスがアンバランスな状態で体内にたまった電気が「静電気」と呼ばれます。
湿度の高い夏は、空気中の水分を通して静電気は自然と放電されますが、冬は乾燥して空気中の水分が少ないため、放電されずどんどん身体にたまり、その状態で金 属製のドアノブなど電気が流れやすいものに触ることでたまっていた静電気がドアノブに向かって一気に流れます。あの「バチッ」とした痛みは、この急激な放電によって生じるのです。

静電気を予防するには、皮膚に水分をしっかり蓄えることが大切になります。
水分が蓄えられた健康な肌の場合、静電気は肌の水分を通して日頃から少しずつ放電されます。一方、肌が乾燥していると、スムーズに放電ができなくなり、電気が体内にたまりやすくなってしまいます。
特に静電気を感じやすい手指は、ハンドクリームなどの保湿剤を常備し、手洗い後は保湿ケアをするよう心掛けましょう。
室内の湿度を50%以上に保つのも効果的です。加湿器を使う、室内に洗濯物を干す、観葉植物を飾るなどして、空気中の水分を増やしましょう。

最近は静電気を防ぐブレスレットやキーホルダーなどのグッズも多く市販されています。自身に合った予防方法で、乾燥しがちな冬場を快適に過ごしたいですね。