2024年08月のプチ健康意識夏に起こりがちな
「胃腸バテ」って知ってる?

“夏に起こりがちな「胃腸バテ」って知ってる?

連日うだるような暑さが続き、夏バテ気味の方も多いのでは。
夏バテの症状のひとつに「食欲がなくなる」というものがありますが、こちらは胃腸の不調である「胃腸バテ」の症状です。

夏場の胃腸バテの一番の原因と言われているのは、自律神経の乱れです。夏は暑い室外と冷房で冷えた室内との急激な温度差で、自律神経が乱れやすくなります。自律神経の乱れにより、胃の働きが全体的に低下して消化が悪くなったり、胃酸の分泌が過剰になって胃の粘膜を荒らしてしまうことにより、食欲不振や胃もたれといった症状が引き起こされます。

他にも、夏場は冷たい食べ物や飲み物に手が伸びがちですが、冷たいものばかり食べていると、胃腸が冷えすぎて機能が低下し、胃もたれや下痢を引きおこすことがあります。

胃腸バテになったら、まず食事に薬味やスパイスをプラスして胃腸を温めていきましょう。そうめんや冷ややっこなどの冷たいものを食べる際に、生姜やネギ、みょうがなど、胃腸を温める作用のある薬味を一緒にとるのがおすすめです。
また、冷たいものを摂取したあとは、常温の飲料や温かい白湯などを飲むと胃腸の冷えを和らげることができます。

気温の暑さから、どうしても冷たいものが恋しくなってしまいますが、上手に他の食べ物や飲み物を組み合わせて摂取し、胃腸バテを治していきましょう。