2025年04月のプチ健康意識頑張りすぎの女性に起こりがち!
「スーパーウーマン症候群」とは

“頑張りすぎの女性に起こりがち!「スーパーウーマン症候群」とは

近年は、正規職員として働きながら家庭のこともバリバリこなす女性が増えています。憧れる女性像として見られる一方、すべてを完璧にこなそうと頑張りすぎると、心身のバランスを崩してしまうことも。これが「スーパーウーマン症候群」と呼ばれる症状です。

スーパーウーマン症候群とは、働く女性が家事や育児なども完璧にこなそうとして疲労困憊になり、ストレス状態に陥ってしまうことを指します。30代~40代ごろの働き盛りで子育てが忙しくなる時期に発症しやすくなります。
責任感が強く負けず嫌い、完璧主義な人に多く見られる症状で、常に気を張っているため交感神経が優位になり、ずっと緊張した状態となってしまうため、疲れやすくなってしまうのです。主な症状として、不安やイライラを感じる心的状態に陥ったり、頭痛や慢性的な下痢など身体的な不調を及ぼすことも。

改善方法は、「完璧にこなす」という考えをやめること。しかし、完璧主義の方にはなかなか難しいかもしれません。まずはやらなければいけないことに優先順位をつけて、優先度の高いものからこなしていき、優先度の低いものは60~70点程度を目安にそこそこでこなす、ということを意識してみましょう。
また、周りの力を借りることも重要です。スーパーウーマン症候群の方は「すべて自分でこなさないと」という考えに陥りがち。しかし、如何に能力が高い人でも限界はあるため、仕事なら上司や同僚に、家庭なら夫や家族に少しずつでも頼って業務や家事の負担を減らしていきましょう。

スーパーウーマン症候群になりやすい人は、頑張り屋で無理をしてしまう傾向にあります。考え方を変えてうまくストレスをため込まないようにしたいですね。