2019年9月
浜離宮恩賜庭園

9月上旬頃に見頃になるのが、高層ビルを背景に咲き乱れる約15万本の「キバナコスモス」。一面が美しいオレンジ色に染まり、キバナコスモスが終わる頃に「コスモス」が咲き始め、ピンク色に移り変わります。また奥に進むと、「ノウゼンカツラ」や「サルスベリ」も見ることができ、四季折々の花を楽しむことができます。
庭園の入り口付近には、約三百年前に植えたといわれている松がたたずんでおり、その迫力は生命の力強さを感じさせられます。

江戸の庭園では唯一現存する海水の池、「潮入の池」があり、潮の干満によって池の趣が変わります。また潮入の池の岸から島々を結ぶ橋、総檜造りの「お伝い橋」からは、豊かな自然が織りなす景色を見渡すことができます。庭園の風景を楽しみながらお抹茶をいただける御茶屋もありますので、足を休めて一息ついても良いですね。

東京のビル群の中にたたずみ、江戸から続く風景を残した「浜離宮恩賜庭園」。
四季の移ろいを肌で感じながら、表情を変える庭園を歩いてみてはいかがですか。